3分で解説 本の要約

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第96回目は、『タネはどうなる?!』

です。

題名から、気になり読んでみました。

正直、農業に関して無知に近く

何もかも知らないのでいいきっかけになると思いました。

【内容】

 

今後、日本の農家はフィリピンやメキシコのようにコメを栽培するにはモンサントやダウ・デュポンなどにロイヤリティを支払わなければ栽培できなくなる日が来るかもしれない。

企業の金儲けのために、日本の食が危険にさらされているのかもしれません。。。とのこと。

さらに、

F1のタネ取りに使われているミツバチに異変がおきていることを指摘されています。

F1とは、ある母親とある父親を交雑させてできた1代目の種子のことで、他に固定種や在来種などの種類(正確には区分による違い)がある。

玉ねぎ、人参、とうもろこしなどのF1種の種取りには雄性不稔種を元に、その花粉を雄性不稔種に受粉させるために大量のミツバチを利用している。

これが原因で雄蜂は男性不妊無精子症になっているのではないかと仮説を立てている。

企業の

モンサントは20年前から日本のコメ種子市場を狙っているとのこと。
日本政府はすでに70種類の遺伝子組み換えコメの栽培も認めているそうです。

日本が狙われている背景には、世界では遺伝子組み換え栽培が頭打ちなっていることも挙げられます。

モンサントの商品ラウンドアップが効かないスーパー雑草というものが出現したりして、栽培が難しくなっているようです。

筆者曰く、私たちにできることは

種子法廃止に関心をもって、一人一人が考え抜くこととのことです。


【感想】

 

僕は、小学校以来種子から作物を育てたことはないのですが、コメの固定種が大事なものであり、守らなければいけないものであると分かりました。かつて伝統的な固定種で育てられていた国産100%の野菜のタネは、現在そのほとんどが海外で生産されているからです。また、主要農産物種子法廃止、農業競争力強化支援法制定の背景にあるTPPについても考えさせられました。民間企業がゲノム編集した種子と農薬と肥料及び遺伝子組み換え作物の話を読んで恐ろしくなったので、それらを避けるとともに、種子を守る活動について引き続き情報収集したいです。

 

★オススメ度★