3分で解説 本の要約

読書の日記を毎日更新してます📚 本の内容や感想を書き、今日あなたの人生を変えてくれるような本に出会えるように。🌟

【誰も書けなかった日本の経済損失】経済評論家 上念 司

f:id:haruta72:20200308101815j:image

 

第201回目は、『誰も書けなかった日本の経済損失』です。

世の中に存在する問題は、その経済損失の規模と原因がほぼ特定されているし、解決策も概ねわかっている。

しかし、なぜその解決策が採用されないのか?

それは、問題を解決しない事によって儲けている人がいるからだ。

さらに、そういう人たちは表向きは問題を解決するために努力しているポーズをとっているが、彼らは論点をずらしたり、人々の思考停止に追い込んだりする天才だから

一般の方々はほとんどが騙されてしまう。

(例えば、軽減税率とかね)

そういう経済損失を暴露してあります。

 

【 内容 】

 

・残業(長時間労働が横行した結果、多くの社員が)⇒ノルマ未達成が発生する

・会議(国内企業の無駄な会議にかけているコストの総額は)⇒1兆7295億円の損失

・ひきこもり(ひきこもり中の人の全員が20年間、社会復帰できないことによる損失)⇒11兆円

・待機児童(出産後の女性が退職することで発生する経済損失は)⇒12兆円

・飲酒(過度な飲酒による社会的な損失)⇒2兆7000億円

・喫煙(喫煙者の医療費などの支出は年間で)⇒2兆500億円

・睡眠不足(睡眠不足で起こる病気にかかる医療費は年間で)⇒8378億円

東京オリンピック東京オリンピックによるインバウンドの経済効果から東京ビックサイトが使用不可と東京オリンピックのための準備費を引いた数はマイナス)⇒一兆2000億円損失

・台風(今後、10年間の台風・洪水の被害想定額は)⇒4兆円 6563億円

・交通渋滞(全国で1年間に発生する交通渋滞による損失額は)⇒12兆円

・有給休暇未消化(国内企業の年次有給休暇の未取得による損失額は)⇒12兆円

・消費税増税(2019年10月の消費税増税によって発生した損失は)⇒4兆円

 

【 感想 】

 

めっちゃくちゃ面白い。かなりオススメです。

落合さんの2030年地球地図と同じくらい面白かった。日本は、上手いように『いかに頭の悪い人からお金をとるか』とわかる本です。

元々、財務省がそういうことをしてることは知ってましたが他国との比較もしてあり分かりやすかった。

僕が最近、無駄で損失大きすぎじゃね?

と思ったのがNHK

元々、立花さんのネット収益から得て投票を増やす画期的な行動に興味を持ち、彼のブログや動画、ニュースをひたらすら見てたんですが

まぁーNHKはいらないと笑

NHKは、強制的に国民からお金を徴収する力をもっている。つまり消費税と同じ力なんです。

その徴収した全ての金額を国民へリターンとして返すならいい。要は集めきったお金を使い切るなら。けど、NHKは山のように積み上げられている。こりゃー、景気もマイナスですわと。

2018年の決算書をみると、営業利益が292億円。資産から負債を差し引いた純資産は8648億円。つまり、8648億円が積み上げられてる。

さらに、保有する有価証券や銘柄区分をみると

ほぼ、現金・現金同等物の債券でした笑

約6000億円ほどで、総資産一兆3197億円の40%近い。他にも関連会社への出金なども合計すると50%程度。要はNHK保有する資産のうち放送に使われてるのは半分程度。

おかしいやろ?と僕は思ってしまいました。

立花さんの話によると、NHK予算の繰り越しはできないため、関連会社や下請け業者に法外な値段で業務を発注し、いったん予算を使い切るそうです。そして、その関連会社に資金をプールさせておき後でキックバックを受け取るらしい。 こりゃー経済効果も損失ですよねと。

けど、3月27日からソフバンが5Gをスタートさせるので

中小の動画配信サービスはサーバーの負担が重くなり縮小しAmazonNetflixYouTubeがドンドン伸ばしていく。テレビ業界は尚更オワコンになってくんじゃないかなと。