3分で解説 本の要約

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世界の仕組みを物理学で知る

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第124回目は、『世界の仕組みを物理学で知る』

筆者の方は、物理学を通じて世の中は

もっと深くも、細かくも、広くも、美しくもなる。ことを伝えたくて本にしたとのこと。

多くの方に、物理学の面白さも伝えたいとのことです。

 

【 内容 】

ラプラス決定論から確率へ

ニュートン力学の世界では、初期条件が決まれば 結果はすべて確定するという決定論が一般的で 世界のすべてを知るものを、提唱者の名から 「ラプラスの魔物」と呼んでいた。

ところが量子論の世界では、 初期条件が決まっていても 粒子がどこにあるかは観測するまで定まらず 、それまでは確率的にしか分からない。 ミクロな世界では未来は一つに決まらないと言える。 

・メールはどうして届く??

メールは主に電波を介して伝わる。 波には「周波数ごとに分解できる」とい性質があるため 、多くの情報を一つの波に乗せて伝えることができる。

・4つの力とは ?

 「重力」「電磁気力」「強い力」「弱い力」の4つに 宇宙で働くすべての力は集約される。 「重力」はもの同士が引き合う力で極めて弱い。 「電磁気力」はマイナスとプラスの電荷が引き合い マイナス同士、プラス同士が反発する力。  原子が崩壊しないのは、プラス電荷原子核と マイナス電荷の電子が引き合うのから。 重力より圧倒的に大きな力なので重力下でも  原子は崩壊しない。 「強い力」は原子核の中で陽子と中性子を くっつけている力。プラス電荷をもつ陽子が複数集まれば 電磁気力により反発するはずだが それを上回る「強い力」が引き合わせている。 陽子を中性子に、中性子を陽子に変える β崩壊を引き起こすのが「弱い力」人間の身の回りのレベルで実感できるのは 「重力」と「電磁気力」で、「強い力」と「弱い力」は原子核の中で働くミクロの力。

・空が青く見える理由は ??

比較的波長の短い青い光は散乱しやすいため空が青く見える。 大気の層は8㎞程度だが、夕方や朝方に太陽光が斜めに射すと 大気を通過する距離が長くなるため、散乱しにくい 赤い光だけが残って届くため

・地球の自転軸が公転軸に対して傾いているのは??

自転軸と公転軸に相関関係はなく、「たまたまそうなった」ということ。天王星などは90度ほど傾いているので極地ではずっと昼間、ずっと夜となっている。

 

その他、もろもろとです。笑

 

【 感想 】

 

数式を伴わないので楽に読めました。雑学に近い形です。量子の世界はもはや、スパコンが1万年かかる計算を3分で仕上げるというんだから、すごいと思った。アインシュタインの説明もありアインシュタインは、

実験結果よりも理論を先行した世紀の天才というのがわかりました。ファイマンも量子力学を知る人は誰もいない。知っていたらそれは、知らない証拠だ。と仰っており

アインシュタインとファイマンですら、量子力学は意味不明だったらしいので、この世の中、中々解決できないこともあるんだな。仕方ないじゃん。とポジティブにもなれました。