読書力をあげる方法とは?!
第11回目は、読書力をあげる方法で
『ビジネスマンのための読書力養成講座』です。
筆者の小宮さんは、会社の経営者であり
大学の講義にも教えており、毎月10社ほどの経営者にコンサルタントもしています。
その経験ができてるのも、全て読書のおかげと仰っており、多くの方に読書力を磨いて欲しいとのことで方法が書かれています。
【内容】
読書は、目的に合わせて使い分けろとのこと。
①速読
頭からすべて読むのではなく、自分が必要なポイントだけ拾って読むのであれば速読は知識を短時間で得るスキルとして意味がある。
会議中に咄嗟に渡される大量の資料や新聞にオススメのようで
練習として、新聞で毎日鍛えるべきとのこと。
②通読レベル1
通読レベル1は全体をざっと通して読んでいって、そこから読書を楽しんだり、ある一定の知識を得るというのを目的とした読書法のことです。
③通読レベル2
通読レベル2は、楽しむというより、勉強に重点を置いた読書法のことです。
論理的に考えながら線を引いたり、メモを取りながら読んだりするのがこれにあたります。
④熟読
熟読は、「自分の専門分野や興味のある分野のものを、必要なところだけ読み、多くのことと関連付けながら、きっちり論理立てて読んでいく」ことが熟読の目的です。
この読書法こそが、最も頭をよくする読書法であると著者は言います。
⑤重読(再読)
同じ本を繰り返して読む読書法で、そこから何をどれだけ学んだか、自分のものとなったかが重要となるものです。
【感想】
読書=論理的思考力を高める。
と聞いて、
読書=知識を増やし、その知識を得て次に自分が何を活かせれるか。
という概念しかなかった僕にとって
そんな発想があるとは驚きでした。
また、筆者は会計、マーケティング、経営、戦略のプロであり
それぞれのオススメの本も紹介してます。
参考程度になれれば幸いです。
【マーケティングの方へ】
1.ノードストローム・ウェイ
2.村田昭治のマーケティング・ハート
【管理の方へ】(会計)
2.図解 会計のしくみ
3.監査論テキスト
4.財務会計講義
【人事】(宮田さんへ)
1.カリスマ体育教師の常勝教育
2. 9つの性格 鈴木秀子
【戦略の方へ】
1.戦略の本質 日経ビジネス文庫
【小説好きの方へ】
1.坂の上の雲
★オススメ度★
・4.2
・読書をする方にとっては
とても良い。
かつ、経営やマーケティング、会計、経済の専門の方にもオススメ