3分で解説 本の要約

読書の日記を毎日更新してます📚 本の内容や感想を書き、今日あなたの人生を変えてくれるような本に出会えるように。🌟

孫子の兵法とは。

f:id:haruta72:20190723071308p:image

 

第61回目は、『孫子の兵法』です。

孫子の兵法とは、孫武が著したとされる兵法書孫子」に書かれている、勝利を得るための指針を理論化したものです。

孫武は紀元前500年頃の中国春秋戦国時代に斉の国に生まれ、新興国の呉の王様に仕えた軍事戦略家と言われています。

現代に置き換えれば、ユニコーン企業(新興企業)に就職した参謀役なので、CFOやCOOの立場であり、グローバル企業へ導いた話と同じです。その方法が載せられていました。

 

【内容】

1.無謀な戦争はしない。戦争を決断する前に、戦争をするべきか避けるべきか、被害の大きさなどを考える。
→ビジネスで新規事業を立ち上げる際にそのリスクを検討する。

 

2.戦争を長期化させない。戦争が長期化しても国の利益にはならない。
→新しいチャレンジをするときに、無用な消耗を食い止める。ダラダラ取り組んでも無駄が増えてしまうゆえ。

 

3.戦わずして勝利を収める。百戦百勝が最善ではない。戦闘を行わずに敵を降伏させることがベストである。
→成功を周囲に模倣される可能性がある。すべての場面で成功のみを追求することが必ずしも最善とは限らない。

 

4.防御を強化し勝利の形を作る。防御の形を作ると兵力に余裕が生まれるが、攻撃の形を作ると兵力が足らなくなる。攻撃はチャンスを見て素早く行う。
→勝てる状況を作り上げ、競合に対する優位性を確保する。

 

5.主導性を発揮する。敵が攻撃できないように、敵が防御できないように戦う。敵を思いのままに操り、自軍は操られない。
→先手を打ってビジネス環境を整える。

 

6.利益にならない戦争は起こさない。火攻めは水攻めと違って物資を燃やすことができる。滅んだ国は再興せず、死んだ者は生き返らない。
→一石二鳥の戦略や戦術があれば、それを選ぶ。

 

7.間諜(スパイ)を使い敵情偵察を行う。敵のスパイも上手く誘ってこちらのスパイにする。
→情報の価値は非常に重要である。情報収集を怠らないこと。

 

8.戦場では敵の事情を見通す。戦争は兵士が多ければいいものではなく、集中して敵情を見れば、勝利することができる。
→メンバーとコミュニケーションを良くとり、状況を可視化することが重要。


【感想】

 

昔の時代からものすごく戦略などが練られていたのにビックリしました。

多くの武将の方々は、刀そのものの使い方の技術(仕事能力)もそうですが、

全体を仕切るために戦略(経営)も優れていたのだと感動しました。

 

★オススメ度★