【君たちは、どう生きるか】
第144回目は、『君たちは、どう生きるか』です。
こちらは、漫画で大ヒットした本です。
実は、原作は1937年からあるんです。(第1次世界大戦ほど)
当時は、小説で57万部。2017年の漫画では260万部もいきました。なぜ今になって売れたのか?? それを知るために読んでみました。
【 内容 】
舞台は1937年の東京です。
主人公は頭も良く友達想いの中学生コペル君と、務めていた出版社が倒産し近所に引っ越してきたコペル君のおじさん。
ある日、コペル君は「友達との大事な約束」を破ってしまう。その後悔や不安から体調を崩し、学校を数日間休んでしまう。そんなときに、母がコペル君に一冊のノートを渡す。このノートには、
1.ものの見方
2.偉大な人間とはどんな人か
3.人間としてどう生きるか
などが書かれてあった。
実はこのノートは、おじさんが引っ越してきた日から、コペル君が立派な大人になれるように書いてくれていたものであった。
この「おじさんのノート」を通してコペル君は成長していくストーリーでした。
最後は、君たちはどう生きるか。と締めくくりされており、そこでほとんどの大人の方はドキッと来ると思います。
【 感想 】
コペル君が成長する度に、
立派な人間とはどんな人間なのか。
自分は、どういう人物になりたいのか。
人間として、何を学び続けて実践していくのか。
等改めて深く考えるきっかけを作る本でした。
1937年の満州事変やヒトラーの時代の人もこれを読んでいたんだなあ〜と思うと信じられないなぁ〜って思えました。