3分で解説 本の要約

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【シャオミ】世界最速一兆円企業

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169回目は、『シャオミ 世界最速一兆円It企業の戦略』です。

友人が、シャオミに関して3時間ぐらい話がとまらなくて、全然分からなくてヤバいと思い読んでみました。

シャオミといえば、世界1のベンチャー企業と言われており、携帯シェアは世界で

サムスンHuaweiAppleに次ぐ4位です。

Appleがガタ落ちしているので、5年以内には抜くんじゃないと言われてます。

 

【 内容 】

 

結論、、、超絶すぎる雷軍。(当たり前のことですが)

創業者の、雷軍が優秀すぎます。

彼は、もともとエンジェル投資家でした。エンジェル投資家としてかなり有名で活躍していたが、1度の人生で大きな事をやりたいと思い

1番世界に影響を与えれる

いきなり難易度が高い携帯事業で起業。

そして、まさかの創業して5年で年商一兆円に達してしまったんです。とんでもないスピードでありとあらゆる企業を抜いてしまった。

どれだけ、これすごいのか、、、

日本一時価総額がダントツのTOYOTAさん。(数年で世界のGAFA中国企業に抜かれてガタ落ちして現在世界で42位)

TOYOTAは、一兆円に達するのに60年。

SoftBankは、26年。

Appleが20年。Amazonが13年。Googleが9年。

それに対してシャオミは5年です。

彼がどんなことを大事していたのか。

 

※一切の妥協なく最高の人材を探さねばならない。

彼は、創業する時のメンバーを集めるのに

とにかく優秀な人材にこだわっていた。

週に5日、毎日10時間以上もかけてグローバル企業の幹部を口どいたのである。会った回数は数千人に及ぶ。

結果として、MicrosoftGoogleプログラマーの幹部やエンジニアの幹部を雇い結果7人からスタート。

そして、今でも人材に最も投資している。

シャオミでは、社員は3つの報酬の受け取り方を選ぶことができる。

1.グローバル企業と同じ報酬

2.3分の2を報酬でもらい、3分の1を株で受け取る

3.3分の1を報酬でもらい、より多くの株をもらう。

シャオミ社員のほとんどが2番を選択するようです。

その他、諸々色々と戦略があったが

個人的にはやっぱり

スピード感を持つために、逆にそれを利用して

未完成品をだす戦略。

シャオミでは、未完成品の携帯を世に出して

ユーザーに口コミで

どこどこをもう少しこうして欲しいとか

治して欲しいとか言ってもらうわけ。

要は、コミュニティを作った。シャオミの提示版にユーザーが改善して欲しいところを書き込んで

それに対して企業側が修正していくところを発表して修正する。しかも、毎週OSも更新される。ものすごい行動力なんです。

そのため、ユーザーは自分が言ったことに対して『あー、あれ俺の意見が通ったんや!!

俺が携帯を変えたんや!!』とか熱狂的なファンが増えたんです。

このように、ユーザーを様扱いにしないで

ユーザーを友人と捉えて、一緒に商品を作っていくスタンスにして改善するんです。

ユーザー=友人と捉えたら、心理的に誰だって友人は何か困ってたら治したり、助けたりしますよね??  だから、シャオミの教訓では

ユーザー=友人なんです。

他にも優秀すぎる戦略やマーケティングがありました。

 

【 感想 】

 

めっちゃくちゃ面白い。

特にit関連の経営者は読んで欲しいです。

世の中では、GAFAの本は出回って読んでる人が多いのに

なんで、中国企業は読まれないんだろうと思った。テンセントやアリババ、Huawei

今の時代は、中国企業が流れに乗ってるからそれを読むのは確かに当たり前と思った。

そもそも、タイムマシン経営の時代は詰んでるんかなと。

最近、友人から人手不足で日本の雇用が増えてるんじゃない?

と指摘がありました。それは、中国の人件費が上がってきて、中国人を雇うよりも日本人を雇った方が人件費を安く抑えられるケースが出てきたのと、小売や介護などで安い賃金で働く人が増えてきたからです。

要するに、人手不足で日本人の雇用が増えているのではなく

人件費の安売り競争をしているだけです。安く雇われた日本人が、仮に給与が上がってしまえば、中国以外の東南アジアに雇用に流れてしまいます。

現時点でも、タイのバンコクの年収は東京よりも高いです。