3分で解説 本の要約

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ハイエンドトラベル

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第164回目は、『ハイエンドトラベル』です。

ハイエンドトラベルとは、富裕層の方が旅行することであり、それが経済の活性化に繋がる。とのことです。

欧米ではそのエッセンスを汲み取ったハイエンドトラベルが広く浸透する一方、日本においては本質の理解が進んでいない。

そのため、筆者は本を書くことに

 

【 内容 】

 

投資資産を100万ドル以上保有する世界の個人富裕層の資産総額は、7年連続で増加して2017年に70兆ドルを上回った。

国際NGOオックスファムは、2016年の報告書「1%のための経済」で、2015年に世界の上位1%の富裕層が保有する資産が残りの99%の人々の資産を上回り、上位62人の富豪の資産が世界の下位36億人分と同じになったことを明らかにした。

2010年には上位388人だったのが、この5年間で急速に集中が進んだことになる。

日銀統計によると、日本の個人金融資産は2017年には1,800兆円(名目GDP550兆円)を超えたが、絶対額がより大きい9,000兆円(同2,100兆円)のアメリカ、3,100兆円(同1,400兆円)のユーロ圏においては、日本より遥かに速いスピードで富の蓄積が進んでいるとのこと。

2018年の日本人一人当たりの名目GDPは3万9千ドルで世界第26位となっており、2000年の2位から21世紀に入ってつるべ落としの状況にある。

GDPの絶対額で中国に抜かれて米国に継ぐ2位から3位に転落したところだけに焦点が当たりがちだが、国民一人当たりで見ると、その凋落ぶりは目をおおいたくなるレベル。

そのために、日本は観光業でハイエンドトラベラーにきてお金を落としてもらうしかない。

彼らは、世界の旅行消費の全体の4分の1のを消費しているのである。

だから、彼らに向けたホテルや飲食で日本の観光業を盛り上げるべきとのこと。

 

【 感想 】

 

シンガポールに住んでいる友人が推奨しており

読んでみたが、納得というか新たな発想が出てきた。

世界中には、アラブの石油王のように

桁外れのお金持ちがいます。この本のように

彼らたちに外貨を落としてもらうのもありなんじゃね??って笑

ただ、彼らのような桁外れのお金持ちはなぜ日本に訪れないのか、、、

調べたところ、元ゴールドマン・サックスアナリストで、日本文化に詳しいデービッド・アトキンソンによると、日本のホテルが安すぎて来ないとのこと。

彼らにしたら、1泊100万以上しないとちゃんとしたホテルと認識をしないらしい。日本にはほぼ100万のホテルなどないです。

そもそも、世界の超金持ちは、プライベートジェット機で一族を連れてくる。そうすると、最上階を貸切をする。日本にはお金がないのか、わからないのか、それを支えるホテル産業がない。

たまたま、僕がフランスに泊まっていた時にNEWSで、20億円相当の宝石が盗まれる事件か起きました。その時に被害者が泊まっていたのが、プライベートホテルという、表向きはホテルとして経営していない形態の宿泊施設。

1泊は、50万程。そんな施設を日本の世田谷とかに用意すればいいんじゃない?? と思った。

これから先、空き家も増えるし有効活用使えるんかなと。

高級ホテルとなると、どれも六本木や新宿の一等地に建ててしまいがちですが、その分、土地がないので部屋も狭くなりがち。

他の国だと、わりと都市部よりも観光地から離れたところに、とてつもなく大きいホテルが建てます。(今回のフランスも、あとはハワイもそうらしい笑)

超金持ちは、多少ホテルが離れても徒歩やバスや電車で移動しなくてジェット機で移動するので全く気にしないと思うんやけどな〜と。