【カルロス・ゴーン経営論】何が人を動かすのか?
第206回目は『カルロス・ゴーンの経営論』です。
ゴーンさんが、レバノンにgoneしてしまった時にゴーンさんについてWikipediaや事件の真相を調べてゴーンさんの事が好きになり
今更ながら、読んでみました。
きっとゴーンさんに対しての意識が180℃変わる本ですのでおすすめです。
【 内容 】
結論として、結果が全て。とゴーンさんは言ってます。
経営論・リーダーとして『成果』が1番であるとのこと。その中でも
誰もが「イエス」と言ってるなかでも、ちゃんと立ち上がって「ノー」と言える人が素質ある。
そして、「ノー」と言うからには別の方向を示し、最終的には成果を出すのがリーダーです。
「リーダーである」ということを決めるのは自分ではなく周囲の人達。その周囲の人たちに思ってもらうには成果を出せと。
熟慮するというのは、いつ、いかなる選択の場面においても、様々に思考を働かせて、
深い考えを持っておくということが重要。
熟慮することとスピードであることが、
判断や行動の一貫性を作るとも仰ってます。
そして、一貫性があるからこそ、リーダーシップは維持される。
けれども「完璧なリーダー」と評価されるリーダーは、問題の影響が生じる前に、その問題の存在をすでに意識している。
人を動かすことができるのは、うまく話ができたからとか、格好いいスーツを着て礼儀正しく
振る舞えたからではなく結果を出せたからです。
【モチベーションと決断】
経営をしていると厳しい決断を下す場面もきます。
厳しい決断を下す時には信念が必要ですから、最初に自分自身を説得しなければなりません。
リーダーは優秀なコミュニケーターでなければ、仕事がうまくいかないとも。
世界85か国のなかで中国には2500万台のマーケットがあります。欧州には合計1800万台、
アメリカには1700万台がある。
自動車大国と言われてる日本でさえ500万台しかありません。
「貢献意識」と「学習意識」。
この2つこそが、モチベーションの源泉だと思います。
【人選に関して】
人選というのは、決して1人で行ってはなりません。人選は常にチームですべきものです。
つまり、リーダーシップが必要なのは、
組織が順風満帆でなく、問題や課題に直面している、まさにその時。だから、リーダーは矛盾していることや従来の考えとは反対のことに
意味を見出さなければなりません。
【 感想 】
本当に今回のゴーンさんの件は残念ばかりです。 彼の本を読めばどれだけ気持ちがこもっており、どれだけ日本を愛して、日産を愛したかわかります。(未だに日産の車を乗ってますし追い出された日本を愛してます)
彼がやって捕まった金商法・会社法は、孫正義とやってる事は変わらないんですが捕まってしまった。
なぜかって、メディア×日産幹部×日本のおかしな刑事司法制度でやられてしまったからです。
日産幹部は、ゴーンさんのやり方や嫉妬でとっても嫌ってました。特に西川さんは。
メディアは、ゴーンさんが逮捕されればぼろ儲けなわけで庶民に『ゴーン=めっちゃ悪いことをした』といかに記事を作ればぼろ儲けなわけです。そして、多くの方はメディアによってゴーン=悪い事をした。とちゃんと調べないから騙されて思ってしまう。
あとは、司法制度。
これは、僕は法学部だったので教授から教えて貰いましたので以前から知ってました、、、
普通、弁護士と検察官、裁判官は対等な立場なはずです。しかし、日本と北朝鮮だけは違います。検察官が1番権力があるんです。理由は、政治家が悪いことをした時にそれを監視できるようにです。(政治家は検察官の制度を変えようとしたら、目をつけられるのでそもそも政治家になれなくなります。だから未だに制度が変わらないんです。)
特に人質刑事司法制度は、冤罪にしてまうのでヤバいです。
ゴーンさんは、捕まるまで日本の司法制度を知らなくてメディアや経営幹部にも敵にしてしました。しかし、捕まってあまりにもおかしいし、はめられた、、、と思ったから日本から出たわけです。おかしいと思わなくて本当に悪いと思ってたら大人しくしてた方が楽ですしお金を出せば済む話だったんです。
(孫正義さんは、知ってるのでメディアをあえて味方にしてますね)
あの、安倍首相でさえ日産幹部へ怒ったらしいですね笑 2000年頃、日産は本当に経営破綻寸前でした。日産の経営陣は無能だったからそうさせてしまったんです。そこでゴーンさんが来て復活をさせて輝いたんです。
彼がいるだけで、日本の景気に大きく影響するしゴーンさんだけで税金だけで5億は納税してれるんです。(毎年5億納税で、いくつ保育園作れるかって話笑)だから日産幹部に今回の件はお前らの原因だろ? 日産内部だけの話だから内部だけで解決しろよ。検察官を巻き込むな。と言ったほどです。。。
ゴーンさんの影響で、優秀な他国な経営者は
より一層日本企業で経営したいとは思わなくなったし、またしても優秀すぎる人材が居なくなってしまったな。と僕は痛感しました。