【経済は感情で動く】マッテオ・モッテルリーニ | 3分でわかる
第224回目は、『経済は感情で動く』です。
経済学って、こんなに人間的で、面白い学問だったのか。。。
最新の行動経済学は、経済の主体であるところの人間の行動、その判断と選択に心理学の視点から光を当てる。
クイズ形式であり、とても面白い本です。
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【 内容 】
①お金の価値は一定は幻想である。
同じ1万円でも、人は状況と文脈によって異なる。ギャンブルや宝くじで得たお金と、汗水流して稼いだお金は同じではないと思う心理が働く。
②選択肢が1つなら迷わない。2つになり、3つになり、さらに選択肢が増えるほど迷いは深くなり、初めは買おうと思ったものも買わずに手ぶらで帰ってくる
③選択で目がいきやすいのは、『肯定よりも否定面』。政治家の選挙で、汚染やスキャンダルを嫌うのはそのため。
④寿司屋のランチメニューで『特上・上・中』
とあれば、『上』の注文が多い。
⑤迷いと葛藤は、『選択を遅らせる』か『選択しない』という結果をもたらす。
⑥テレビで『納豆を食べると痩せる』という番組があった翌日には、スーパーの棚の納豆が品薄になる。
テレビやマスコミに踊らされてはいけない。
普通に考えて、普通に動くことの大切さ。
⑦商品の値引き表示は、比率表示が良いか金額表示が良いかは、『売り手』として頭の悩ませどころである。
⑧投資家の心理として、株を購入する時には、
『この金額にまで上がったら売りに出そう』という目安をつけているものだ。(アンカリング効果)
ところが、なかなかその金額まで上がらないどころか、かえって下がってしまった。あるいは、直ぐに達成してしまったので、もう少し上がったところで売ろうと考え直し、目標値を再設定する。
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【 感想 】
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