3分で解説 本の要約

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『家をつくる』ということ

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第137回目は、『家をつくるということ』です。筆者の藤原さんは、「運転士」で芥川賞を受賞した方です。周りで日本人が家を建て後悔してる方が多く、なぜそのようなことが起きてるのか

30冊以上の家関係の本を読んだり

職業柄を利用して

ハウスメーカー営業担当・家を作る工事担当者等に何人もインタビューを通して研究して

それが載せてあります。

 

【 内容 】

 

結論、、、家を建てる時はかなり勉強するべき。

 

・日本伝統の新築の風習が原因

日本では、毎年、アメリカと同じ数の住宅が建設されている。あの広い国土、倍以上の人口を持つアメリカと同じ数の新築住宅がである、、、。人口辺りにすると

アメリカの約3倍、ドイツの約4倍である。

つまり、日本人が家を建てるのは相当大変なのである。にもかからわずなぜ、日本人は必死に手に入れようとするのか??

1.マイホーム=1人前という印象が日本にはある。

日本の場合、マイホームを持つことは1人前になるという風習がある。しかし、アメリカではタワーマンションの方が1人前という印象が強い。欧米人は、よく「家は泥と紙でできている」という口癖があるほどである。

 

2.中古市場が小さすぎる

日本の家の中古市場があまりにも小さいことがある。家を建てたから価値は必ずさがり寿命は30年と言われてる。

しかし、アメリカでは寿命は100年と言われており家は中古で買う人がほとんどである。

そのため、家をコロコロ変える人もザラにみえる。しかも、アメリカでは中古物件を購入し壁の塗り替えやリフォームをして年数は購入当時よりも立っているのに売る時に値が上がる時が普通にある。

それと、アメリカ人の男は大工をできるのが当たり前で大工の仕事で学費を全て賄う人も多いとのこと。そのため、自身で家をリフォームをする人が多い。

また、アメリカでは結婚祝いに『ペンキ塗り券』『壁の張り替え券』をプレゼントする人が多い。つまり、アメリカではカップルのスタートが中古物件⇒いずれ⇒タワーマンションという流れだという。

(新築はアメリカと市場なのに、中古市場はアメリカでは日本の3倍以上)

 

3.住宅ローンのカラク

日本では、高度経済成長に国の制度で住宅ローンの導入ができた。しかし、それは国が景気を良くするためであり国民が幸せになるとは限らないのである。

国民性全国調査によると、

『あなたにとって1番大切なものは何か?』

の質問に回答がある。

1位、、、家族で42%であった。

しかし、住宅ローンを組んだマイホームパパほど勤務労働時間が増えて家族と一緒に過ごしてる時間の時間が少なくなっていたのである。

一番大切と答えた家族と一緒に過ごす時間が少なくなっていては、おかしいことではないか?

 

上記を踏まえて、本当に家を建てる際は

家族とたくさん話し合って徹底的に勉強をするべきと筆者は仰られていました。

 

【 感想 】

 

正解は人それぞれと思いました。今が楽しければいいやと思う人もおれば、長期的に日本にお家を建てないという選択もあります。

個人としては、どうしても長期的に捉えてしまうので長期的にどう自分にメリットがあるのか考えてしまいます。笑

それは、人それぞれなので何とも言えませんが。

ただ、良かった〜と思えるのは30年後、50年後だと思います。もしかして、将来的に日本がアメリカを抜いて世界トップの経済成長する可能性はゼロではないですが。(僕も強く日本を変えたいです。)