【良い戦略・悪い戦略】リチャード・ルメント | 要約
第 259回目は、【✨良い戦略・悪い戦略✨】
筆者のリチャードさんは、戦略のプロの方です。
エコノミスト誌には、「マネジメントやコンセンプトと企業ブラクティスに対して最も影響力ある25人」の1人として選ばれた。
世界的には、戦略論と経営理論の世界的権威とされている。
【 要約内容 】
⭐️良い戦略
狙いを定めて一貫性のある行動を組織し、すでにある強みを生かすだけでなく、新たな強みを生み出す。
さらに、視点を変えて新たな強みを発見する。
状況を新たな視点から見て再構成すると、強みと弱みの全く新しいパターンが見えてくる。
⭐️悪い戦略
①空疎である
戦略構想を語っているように見えるが内容がない。
②重大な問題に取り組まない
見ないふりをするか、軽度あるいは一時的といった誤った定義をする
③目標を戦略ととりちがえている
悪い戦略の多くは、困難な問題を乗り越える道筋を示さずに単に願望や希望的観測を語っている。
④間違った戦略目標を揚げている
戦略目標とは、戦略を実現する手段として設定されるべきものである。
⭐️良い戦略の基本構造
①診断
状況を診断し、取り組むべき課題を見極める。
②基本方針
診断で見つかった課題にどう取り組むか、大きな方向性と総合的な方針を示す
③行動
ここで行動と呼ぶのは、基本方針を実行するために設計されて一貫性のある一連の行動である
⭐️良い戦略に生かされる強みの資源
・テコ入れ効果
・近い目標
・設計
・フォーカス
・健全な成長
・優位性
・慣性とエントロピー
⭐️戦略の思考のテクニック
・リストを作成する
・第1感を疑う
・判断力を鍛える
★オススメ度★
❇❇❇❇
1=捨て本
2=あまりオススメできない
3=普通
4=結構オススメ
5=死ぬまでに持ちたい本